第4回「トラストレス」(trustless)

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■解説「トラストレス(trustless)」

「トラストレス」はビットコインを語る上で非常に重要な言葉で、ビットコインの本質を表す言葉でもあります。

「トラストレス」という言葉の適当性についても議論されたりすることもありますが、基本的には「特定の管理主体を信じる必要がない」「第三者の仲介が不要で価値の交換が出来る」といったような状態を指します。ビットコインが初めて示した、特定の誰かを「信じる」(トラスト)しないでも、機能する仕組みとも言えます。発行者や開発者、送金仲介者への信頼や、その他各種カウンターパーティリスクなどを限りなく技術的に乗り越え、排除しようとするのがビットコイン界隈の開発者や関係者のスタンスです。

トラストレスというのはなので元々は技術的な用語なのですが、サブカル的に界隈の至るところでスラング的に使われることも多いです。「誰も信じてはない/信じてはいけない」などの意味で使われることが多く、大体は深い意味はなくネタ的に「この世は誰も信じられない」「誰も信じたくない」的な嘆きとしてビットコイナーに使われます笑(ある意味かわいそうw)

■活用・応用例

「これトラストレスじゃないよね」

これは真面目な話ですが、よく送金手数料やスピードだけが暗号通貨(仮想通貨)の強みや特徴ととらわれることがまだ多いです。ただし実際にはこのビットコインのトラストレス性こそが、今までになかった最も画期的な特性だとも言え、どこに「信頼」が置かれているのか、どこに「トラストのリスク」が潜んでいるのかを意識するのは、ビットコインの技術や業界を理解する上で非常に重要です。逆に取引所のGoxやICOの資金の持ち逃げなど、「トラストレス」になり切れてない部分もまだまだ多く、詐欺の温床になったり、セキュリティーリスクとしてハック事件が起きたりすることもありますね。

トラストレス議論についてはビットコイナー大石さんが書いたこちらの記事も参考にしてみてください。

「合コンはトラストレスで行くべき」

合コンというかもはや人間関係全般かもしれないですが(苦笑)、トラストレスでなくてはいけない、みたいな話(ネタ?)が界隈で良く出ます。

失敗して誰かをトラストしすぎてしまうと、「Gox」してお金や自尊心を失ってしまう可能性があるのはビットコイナーの常識。ただしトラストレスになり過ぎると友達も減るという話もあるので、一応そちらも気を付けた方がいいでしょう。

■関連用語

Trusted third party(信頼できる第三者機関)<Weblio辞書: Trusted Third Party

もともと認証局などセキュリティーに関する専門用語のTrusted third party(信頼できる第三者機関)という言葉は界隈でも良く使われます。ビットコインはマイニングとPoW(Proof of Work)の仕組みなどを通して、このTrusted third partyを排除することで、自由でオープンで閉鎖したりするのも難しい強固なネットワークを形成しています。

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