週間ビットコイン相場 2018/2/8−2/15 ビットコインの価格が反転、下落相場から脱出の兆し

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビットコインは現在1BTC=100万円ほどで推移しています。先週の価格1BTC=68.9万円から約45%上昇しています。昨年の12月から続いていた下落相場は一旦落ち着いたようです。ビットコインは昨年最高値の1BTC=220万円から価格を下げ、約65万円を底値とし相場が反転しています。この65万円のラインが、ビットコインの最高値の220万円に対する底値となるのでしょうか。それでは、今週のビットコインを振り返ります。

下落相場から脱出、65万円が底値か

昨年の12月7日に最高値を付けて以来ビットコインの相場は、価格が大きく下落する展開が多くみられました。約2ヶ月間下げ相場が続いたことになります。しかし、今週遂に底値を付けたようです。底値を暗示させる根拠となるデータは、買いの取引出来高です。

上記のビットコインの日足チャート下に表示されている出来高をみると、1BTC=65万円付近から大量の買い注文があったことがわかります。買いが相場に戻ってきたことを示すデータとなっており、短期相場的には65万円が底値であったようです。

現在、11月時点での上値であった88万円付近のレジスタンスラインが、今のビットコインのサポートラインとなっています。ビットコインに価格は、このサポートラインから200日移動平均線付近にあたる100万円の間の価格帯で推移しています。まずはこのサポートラインを割らず、この価格帯で推移し続けることが、昨年から続いていた下落相場を抜け出すには必要不可欠となります。

コインベースがSegWitを導入

米大手取引所のコインベースが、SegWitの導入テストの最終段階であることを明かしました。今後、数週間以内に顧客は、SegWitアドレスでの送受信が可能になるようです。

SegWitは、取引からシグニチャデータを取り除き実質的にブロックサイズを引き上げ、トランザクションの処理能力を向上させることができるソフトフォークです。またトランザクション展性の脆弱性を解消するができます。

ビットコインのブロックチェーンは、パブリックチェーンであることから利用者それぞれがネットワークの向上を目指さない限り最適化することは叶いません。コインベースのようにトランザクションを多く行う企業が、SegWitを導入することはネットワークにとって大きな意味があるといえます。

コインベースは、以前よりSegWitの導入を目指しているとのコメントをだしていたものの、実装には至っていませんでした。これには、同社のオペレーション上の優先度が関係していたものと思われます。SegWitの導入は、ビットコインのネットワークの向上に寄与しますが、コインベースの収益には直接的に関係がないため、オペレーション優先度が低かったと考えられます。

ビットコインのコミュニティからは、SegWitを導入しないコインベースに対して多くの批判の声が上がっていました。そのプレッシャーからか同社は、遂にSegWitの導入が間近であることを発表しました。

しかし、コインベースのSegWitの導入には、コミュニティからの批判だけが要因ではないようです。アメリカでの仮想通貨の取引所事業はコインベースの独占状態にありましたが、最近では他企業が相次いで参入を表明していることも関係しているようです。

個人間決済アプリを提供するSquareは、すでにビットコインの売買を開始しています。また証券取引アプリを提供するRobinhoodも、ビットコインの売買機能をサービスに加えることを発表しています。Robinhoodはすでに100万ユーザーが、取引に必要な登録を済ませたとしています。

競合相手が出現したことでコインベースは、他社と技術的な差別化やネットワークフレンドリーであることをユーザーやコミュニティにアピールする必要性がでてきたのかもしれません。

価格に反映されないい一方でファンダメンタルズは良好

仮想通貨市場は現状、投機的な傾向が強くファンダメンタルズが価格に反映される場面が少ないと言えます。例えば、トランザクション詰まりを起こしていた12月にビットコインは最高値を付けていますが、Mempoolに溜まっていたトランザクションが解消された現在は価格が大きく下落しています。

現在Mempoolはほぼクリアな状態にあり、少額送金が可能となってます。

さらにハッシュレートも順調に伸びており、現在は23.44EH/sの計算量がビットコインのネットワークに注がれています。ハーシュレートは現在、過去最大の値を記録しています。

ファンダメンタルズが、価格に反映されない要因としては市場がまだ正しい指標を見つけ出せていないからでしょう。仮想通貨のファンダメンタルズの一つはネットワークのステータスです。しかし現在は、価格の上昇の期待値が大きく相場を動かすことが多いようです。

短期的な投資には、ファンダメンタルズが価格に反映されていないのが現状の仮想通貨相場ですが、長期的な投資には必要な要素であるのは間違いないでしょう。市場が成熟するにつれて、徐々にファンダメンタルズが価格に反映されるようになるのではないでしょうか。

Litecoinの価格が高騰 新たなハードフォークが影響か

ライトコインの価格が高騰しビットコイン建てで、1LTC=0.0238BTCとなっています。高騰の要因としては、ライトコインのハードフォークへの期待が影響しているようです。

bitbank.ccのLTC/BTCチャート

ライトコインのハードフォークコイン「ライトコインキャッシュ」は、1,371,111目のブロックから分岐するようです。その時点で1LTCを保持しているユーザーは、10LCCを得ることができると公式サイトに記載されています。分岐は2月18日に起こる予定です。

ライトコインの生みの親であるチャーリー・リー氏は、ライトコインのハードフォークはすべてスキャムであるとツイートしています。短期的に価格は上昇していますが、ハードフォーク後は下落する展開となるかもしれません。