アサシンクリードシリーズなどを手がけるフランスの大手ゲーム制作会社Ubisoftは、ブロックチェーンを活用したアプリケーションの研究開発に取り組んでいる。ゲーム上のアイテムなどのデータをブロックチェーン上に記録することで、ユーザーにアイテムの所有権を与えるユースケースを模索しているようだ。
UbisoftのStrategic Innovation Labはゲーム分野のイノベーションを調査するチームで、最新のトレンドや技術などを研究している。研究結果をもとに同社のゲームに新たな機能が追加される。
Strategic Innovation Labのディレクターの一人であるLidwine Sauer氏は最近、AI技術のゲームへの活用方法を研究していることを明かしている。昨年Ubisoftからリリースされた「Star Trek: Bridge Crew」のボイスコマンド機能には、すでにAI技術が使われている。
Lidwine Sauer氏によると、Strategic Innovation Labはブロックチェーンについても研究を開始しているという。ブロックチェーンを活用することで、ゲーム内のアイテムに所有権が発生するようになる。
Lidwine Sauer氏はブロックチェーンの活用を以下のように語った。
「ゲームにブロックチェーンを活用することで、ゲーム上で生成されたアイテムをコピーすることは誰にもできなくなり、100%の所有権がユーザーに渡る」
ゲーム上でのブロックチェーンの活用方法はいくつもある。Lidwine Sauer氏は、
「今回紹介した以外のブロックチェーンの活用方法はある」とし、さらに研究を続けていくとのこと。より面白いものができあがることに期待をしたい。
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