ビットコイン、取引処理能力向上施策「セグウィット」の導入が急増

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 ビットコインの取引処理能力を向上させる技術施策「セグウィット」の導入が急増している。SegWit.Partyのホームページによると、セグウィットを使った取引は直近の三日間で倍増し、30%に到達したようだ。

セグウィットは昨年8月からビットコインの公式クライアントであるビットコイン・コアにおいて実装されたが、取引所やウォレットプロバイダが技術面などの問題から対応が遅れたことから、実際のトランザクションにおけるセグウィットの採用がなかなか普及していなかった。しかし、今月に入ってコインベースとビットフィネックスといった大手仮想通貨取引所によるセグウィット導入開始が相次いだ。

また、今週ビットコイン・コアがソフトウェアのバージョンアップを行った際に、ウォレットプロバイダや取引所といったビットコイン関連サービスがよりセグウィットを採用しやすくなる更新が行われた。こうした背景もあり、今後トランザクション上のセグウィット採用率はさらに高まることが期待される。

仮想通貨は送金・決済が手軽に行えるのが長所の一つだとされている。しかし、ビットコインは昨年、取引量の増大により、送金手数料の増加や取引の停滞が問題となっていた。BitInfoChartsによると、昨年12月には平均送金手数料は$55(約5800円相当)まで上昇した。セグウィットは、取引の承認に必要な作業をメインのチェーンから分離させることで、プロセスの速度を上げる。

ビットコインの取引量は一日あたり200,000件程度と、昨年12月から半減した状況ではあるものの、平均送金手数料は2月28日時点で$2(約215円相当)までに減少している。

《MT》

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