ビル・ゲイツ氏、仮想通貨は直接的に死を招くと指摘

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マイクロソフトの共同設立者で、慈善活動家のビル・ゲイツ氏が27日に、オンライン掲示板Redditの質問コーナー、AMA(Ask Me Anything)にて、仮想通貨は直接的に死を招く技術だと書き込みをしたことが話題となっています。

「現在、仮想通貨はフェンタニル(麻酔用鎮痛剤、麻薬)やその他の薬物の購入に使用されているため、かなり直接的に死を招いている稀な技術です。」

ゲイツ氏は仮想通貨に対して、このような発言をしていますが、ブロックチェーン技術に関しては前向きに捉えており、貧困層向けの金融サービスとして、ビル&メリンダ・ゲイツ財団では、口座を持たない人でも仮想通貨を受け取れるようにリップル社と共同で「Mojaloop」を開発しています。

また、マイクロソフトとしても独自のブロックチェーン技術の研究や採用を進展させている一方で、EEA(イーサリアム企業連合)に参加するなど、ブロックチェーン技術に積極的な姿勢が見られます。先日、ブロックチェーン基盤の分散型IDを「Microsoft Authenticator」アプリに統合すると計画し、ブロックチェーンのテクノロジーやプロトコルが自社プロジェクトのタスクに最適であり、安全な分散型デジタルIDを作成できるとも判断しています。

ゲイツ氏は2015年当時は仮想通貨に前向きに捉えてた時もあり、ブルームバーグTVの「スマート・ストリート」においてビットコインは法定通貨よりも良いとコメントしていました。では、なぜこのような発言をするようになったのかは仮想通貨の「匿名性」にあると指摘もしています。

「仮想通貨はその匿名性が特徴的ですが、私はそれが良いものだとは思いません。政府がマネーロンダリング(資金洗浄)や脱税、テロ組織供与を特定する能力は良いことです。」

マネーロンダリングや脱税、テロ資金を発見できない事に懸念をしていますが、各国でも匿名性の高い仮想通貨に対してしばしば問題視されています。仮想通貨のあるべき姿は今後さらに議論がなされていくことでしょう。

先日、西太平洋のマーシャル諸島共和国では独自の仮想通貨「ソブリン」を発行すると法案が可決されました。報道によれば、ICOで調達された資金の一部は米国による過去の核実験の犠牲となった国民のための医療に使われる予定としており、仮想通貨として今まで苦しみの立場に立っている人々にとって金銭的に解決する糸口にもなっています。

使い方によってメリット・デメリット多くあるのは仮想通貨だけではありませんが、仮想通貨のあるべき姿をより多くの人が多くの場で話すことで、市場の健全化にも繋がると考えられます。今回のゲイツ氏の発言による混乱は特になく、むしろ仮想通貨が健全に発展していく事でしょう。

参考:Reddit

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