アリババ子会社、物流データ管理にブロックチェーン技術を活用

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中国のeコマース最大手Alibaba(アリババ)の子会社であるLynx Internationalは、最近、国際間での物流事業にブロックチェーン技術を組み込むことに成功したことを発表しました。

同社によると、ブロックチェーンを基盤としたこのシステムは、生産、輸送方法、税関、検査および第三者検証に関する詳細を含む、輸入貨物に関するすべての関連情報を記録すると言います。

同社の技術リーダーであるTang Ren氏は、中国の報道機関に対し、以下のように述べました。

「ブロックチェーンの概念は近年知られるようになってきましたが、非常に幅広いアプリケーションを持っております。私たちはこれはインターネット基盤の高い技術であると強く感じており、決して通貨を売買するためだけのツールではないと確信しております。」

ブロックチェーンの技術が基盤となったシステムは、一旦データが記録されると、それは検索され、精査され、いかなる状況下でも変更されることはありません。このブロックチェーン技術が持つ不変性こそ、仮想通貨の圧倒的な可能性を持っていると言っても過言ではないでしょう。従って、この技術を採用しているシステムなら、どのようなシステムでもセキュリティ上の利点を手に入れることが出来ます。

Alibabaがブロックチェーン技術へ参入した理由は、決して同社が仮想通貨業界に興味を持ったからではありません。2017年12月、同社の創業者であるJack Ma(ジャック・マー)氏は、当時この資産クラスに個人的、またはビジネス上においても関心はなかったものの、ブロックチェーン技術については会社として積極的に取り入れて前進させてきたと言います。今回のLynx Internationalの発表は、その初期の成果の一つであると言えるでしょう。

AlibabaはTaobaoとAliExpressという2つの巨大なオンラインショッピングサイトを所有しており、中国国内はもちろん、世界に向けてもサービスを提供していることから、その物流過程を効率化しようとすることは当然の試みと言えるでしょう。Alibabaはすでに輸入ビジネス以外にも、健闘管理、および食品品質管理の会社に向けてもブロックチェーン技術を基盤としたシステムの採用を開始し始めているようです。すでに上海市、深セン市、広州市、杭州市、天津市の港からの30,000を超える輸入品の詳細が、会社のブロックチェーンシステムに記録されていると推定されております。

Alibabaほどの大手eコマース企業によるこれほどまでの積極的なブロックチェーン技術採用は、今後のブロックチェーンや仮想通貨の動向にも大きな影響を与えていくことでしょう。これからも同社の動きには注目が集まりそうです。

参考:CCN

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