昨晩、コインチェックの記者会見を終えて盗難されたNEM(XEM)の補填が間もなく始まることが発表されました。
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それをうけてNEM(XEM)は急進。売られ過ぎておりましたので価格を大きく回復させそうです。
今週末から来週にかけてはアルトコインの中で最も元気なコインの一つとなるのではないでしょうか。
コインチェック問題もこれで徐々に沈静化していきそうですが、また次のニュースが飛び込んできました。
マウント・ゴックスの管財人を務める小林弁護士はBloombergのインタビューにて、昨年9月以降430億円程度の仮想通貨を売却しており、今後も2000億円規模の仮想通貨を保有していることから随時売却していく意思を明らかにしました。
2000億円ですと、相当な規模です。ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)には上値を抑えることとなりそうです。(1BTC=120万円換算で2000億円とのこと)
それを受けてビットコイン(BTC)は再び反落しております。
ビットコイン(BTC)円 日足分析
出典:DMM Bitcoin
ビットコイン(BTC)日足(レバレッジ)です。
100万円のサポートラインを割り込みかけており、サポートライン付近で停滞をはじめているので嫌な形状になりつつあります。
割り込んだ後に値動きを確認する必要がありますが、すぐに反発できないとこれまた厳しいチャート形状に逆戻りとなりそうです。
週足では再び下落トレンドの形状になってしまっており、来週にかけても下値攻めのターンとなりそうです。
割り込んだ場合、また80万円ぐらいでしょうか?深くなるならば、週足でダブルボトムも頭に入れておかねばなりません。
そうなりますと、サポートラインの65万円まで目安となりやすいものがありませんから押しが深くなるでしょう。
持っているポジションを落とし始めました。
MACDも0.00ラインまで回復したのは良いのですが、ここを起点にトレンドが発生してしまいますと長引きやすいことが多いので注意が必要です。
さらに10日後にはG20の財務大臣・中央銀行総裁の会議も控えておりますので、さらにポジション調整の可能性がありますので、上がったところも売られそうです。
テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも市場の上値が重くなりやすい時期がしばし続きそうです。
NEM(XEM)チャート分析
出典:DMM Bitcoin
続いてNEM(XEM)の4時間足分析をしたいと思います。
こちらは短期的には押し目買いの形状になりつつあります。大きなトレンド反転を狙ったトレードです。
下降トレンドラインを抜けてきており、目先35円近辺がサポートラインとなりそうです。
直近高値の46円近辺を抜けてきますと、あっという間に次の高値である62円付近までテクニカル的には上値を伸ばしやすい展開となりそうです。
ビットコイン(BTC)の上値が重いことが厄介ですが、今週末から来週にかけて仮想通貨市場全体的に下値を更新するならば、NEM(XEM)の踏ん張りどころには期待したいところです。