【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
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こんにちは。国府勇太です。
今週(5月14日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。
では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
先週を一言で表すと「不安広がる!あっさり100万円割れ!」です。
5月7日(月)に1,049,444円でスタートしたビットコイン円。
先々週から大台100万円後、堅調な動きが続いていましたが今週は一変しました。
7日(月)に下落し、100万円手前まで下げると、続く8日(火)にはあっさり100万円割れ。その後も軟調な展開は続き、週末の金曜には大きな陰線(始値より終値のほうが安いこと)をつけ一気に90万円直前。結局、土日で少し反発しましたが、100万円割れの954,446円で週末クローズしました。
ちなみに、今週も軟調な展開となり、一度も100万円に回復せず下げています。
気になるニュースは、
・(今週)15日(火) ビットコインキャッシュがハードフォーク完了
ビットコインキャッシュのハードフォークは無事完了し、こちらはマーケットへの大きな影響はありませんでした。
ハードフォークにより、①ブロックサイズの拡張(8MB→32MB)と②スマートコントラクトが可能となる実装が行われました。
こちらは「ビットコイン vs ビットコインキャッシュ」という対立に関するトピックで、ビットコインの価格への影響が今後も考えられます。
今週の見通し
一目均衡表をプロットしてみましょう。
先週から注目していた「雲」、あっさり割れてしまいました。
現在は、雲の中におり、これは「今後の方向性がわかりづらい」ことを意味します。
次に、ボリンジャーバンドをプロットしてみましょう。
パラメータはプラスマイナスσ2です。
以前よりかなりワークしているこのバンド、現在はマイナス2σにタッチしています。
このままバンドに沿ってある程度下落(バンドウォークといいます)する展開が考えられますが、その下落も長くは続かず今度は一転100万円を再び目指す動きも十分考えられます。
そうなった場合、現在の90万円前半のレベルは仕込みのいいポイントといえそうです。スイングトレードの場合でも、このレベル近辺で反発狙いのロングを推奨します。
投資の鉄則は「まわりが悲観になっているときに買い、楽観になっているときに売る」です。
今、まわりは間違いなく悲観となっています。
急落したといわれていますが、去年(2017年)の今頃のレートは約21万円でした(ちなみにおととしは約5万円)。特にバイアンドホールドの長期投資の方は、目先の動きに惑わされず、まわりが悲観となっているときにしっかり仕込んでおくことで将来大きなリターンを得ることができます。
「あのときがチャンスだった」とあとで後悔しないよう、長期的な見通しに立ち、悲観のときにいかに仕込めるかが勝負です(ただ、これが本当にプロでも難しいのですが)
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
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