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米国政府、USDCステーブルコインでベネズエラのマドゥロを回避

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要点

・アメリカは、ニコラス・マドゥロ現・ベネズエラ大統領ではなく、フアン・グアイド氏をベネズエラの正当な大統領として認めています。
・マドゥロは亡命政府の現金へのアクセスをブロックしたが、グアイドはアメリカ国内の押収されたマドゥロ政権の資金へのアクセスを持っています。
・Circleは、ステーブルコインUSDCを使用して、これらの資金をベネズエラの医療従事者にルーティングするのを支援しています。

アメリカ政府がステーブルコインでベネズエラを囲い込み




米ドルペックのUSDコイン(USD Coin/USDC)を発行するCircle(サークル)社は、亡命政府を通じてベネズエラの医療従事者に対する米国の援助をルーティングしていると述べています。

Coinbase(コインベース)とともにUSDCステーブルコインを発行するCircle(サークル)社は11月21日(土曜)、アメリカ政府およびラテンアメリカの仮想通貨取引所AirTMと調整し、亡命中のラテンアメリカの政府を通じてベネズエラの医療従事者への援助をルーティングすると発表しました。

国内情勢が混乱を極めているベネズエラには現在、実質的な2人の大統領が存在しており、1つの陣営には、2013年から政権を握っている社会主義指導者のニコラス・マドゥロ・モロス(Nicolás Maduro Moros)がいます。
さらに、もう1つの陣営には、2019年1月に大統領代行を宣言した国会指導者フアン・ヘラルド・グアイド・マルケス(Juan Gerardo Guaidó Márquez)氏がいます。
アメリカを含めた50カ国以上がマドゥロ政権に対する制裁を同時に実施しており、マルケス氏を合法的な統治者として認めた結果、マドゥロ大統領はグアイド氏の現金へのアクセスを制限しました。

ベネズエラへの制裁と国民への援助の手




Circle社は、ベネスエラがコロナウイルスパンデミックの影響により、大打撃を受けたことから、ベネズエラの医療従事者に対して資金提供できるように介入したと述べています。

アメリカ財務省と連邦準備制度は、押収された資金をアメリカ内にあるグアイド政府の銀行口座に解放し、その後、グアイド政府はそれらの資金を使用してUSDCを作成します。なお、USDCはAirtmに送られます。

システムとして現段階で判明しているのは、USDCステーブルコインがAirtmウォレットにヒットすると、Airtm独自のフラットバックステーブルコインであるAirUSDでベネズエラの医療従事者に送られます。
その後、受取人は銀行で引き出したり、資金を送金したり、オンラインで使用したりできます。

Circle社によると、これは、マデューロが国内の金融システムに課した規制を回避し、ベネズエラ国民の健康と安全のために戦う人々の手に数百万ドルの資金を投入するとのことです。

金融システムを研究しているOpen MoneyInitiative社のアレハンドロ・マチャド(Alejandro Machado)氏はメディアに対して次のように語っています。

ベネズエラ国民がより多くのお金を管理できるようになるまでのすべての努力は、それだけの価値があると思います。

誰もがそれが素晴らしいアイデアだと確信しているわけではなく、仮想通貨研究者のハス氏は、

印象的で恐ろしい。アメリカは現在、仮想通貨レールを介して第三世界の国々にドルを公式に輸出している。

と述べています。

アメリカ政府のもくろみ




アメリカ財務省は実際にマドゥロ政府から押収した資金を使用して、2020年9月からベネズエラの医療従事者に対して資金を送っています。

アメリカ政府は、ベネズエラへの資金調達に問題を抱えおり、当時、トランプ政権が2019年にアメリカ国内のベネズエラ政府資産に対してグアイド氏の支配権を与えました。
国家経済会議のラリー・クドロー局長によると、アメリカはグアイド氏に銀行、iPhone、アプリ、そして現金を得る多くの賢い方法を検討していたとのこと。

その後、アメリカ政府は野党の資金を助ける方法を見つけたようで、この計画は、2018年からベネズエラでブロックされているAirtmに大きく依存しています。

ウエブアプリAirtm.comはベネズエラのローカルISPによってブロックされたままですが、VPNが有効になっていると、ベネズエラ人はこのブロックを回避するのに問題はないとAirtmの広報担当者によると、これらのアクセシビリティの問題を防ぐために特別に構築されたAndroidアプリもリリースしているとのことです。

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