要点

・アメリカで信頼度の高い老舗仮想通貨取引所のクラーケン(Kraken)がクリプトバンク(仮想通貨銀行)を設立することが分かりました。
・銀行を設立するのは、クラーケン・ファイナンシャルで、ワイオミング州が考案した新しい枠組みの下で規制されるとのことです。
・クラーケンによる銀行設立の動きは、仮想通貨取引所が非仮想通貨資産の取引を開始できることを意味しています。

クラーケン(Kraken)がクリプトバンクの設立へ


(※kraken-financialBlogより)


同社は水曜日の発表で、アメリカのワイオアミング州に拠点を構える仮想通貨取引所Kraken(クラーケン)が、同州の新しい規制の枠組みの下で銀行を立ち上げ、その製品を拡大すると発表しました。

ワイオミング州が世界初のSPDI(special purpose depository institution=特別目的預金金融機関)の設立を承認し、ワイオミング州に本社を置くクラーケン・ファイナンシャル(Kraken Financial)は、SPDIの下で、ワイオミング州銀行部門によって規制されるとのことです。
新しい構造は仮想通貨会社向けに設計されており、クラーケンは特定の銀行機能をクライアントに提供し、取引所の主要な銀行関係として効果的に機能できます。

クラーケン・ファイナンシャルのデイブ・キニツキー(Dave Kinitsky)CEO(最高経営責任者)は

私たちは、私たちの哲学と価値観に非常に一致した状態で働くことに興奮しています。ワイオミングは、思慮深い規制がFinTech企業のイノベーションを促進できる珍しい輝かしい例です。サードパーティプロバイダーへの依存度が低くなり、規制の観点からの確実性が高まることで、新しい顧客セグメント向けに新製品を発売できるようになり、クラーケンにとってより良い銀行インフラストラクチャーを表しています。

とメディアインタビューで答えています。

クリプトバンクが稼働するとどうなる?




実際にクリプトバンクが動き出した後もクライアントは既存の銀行と同じように、クラーケンファイナンシャルで直接バンキングでき、既存の為替サービスにシームレスに統合され、より良い資金調達インフラストラクチャー、より良い経験、および規制の明確化を提供するとのことです。
キニツキーCEOは、第1フェーズでは、お客様に最適な銀行になると期待し、フェーズ2または3では、新しいサービスと製品の提供を開始すると今後の展望も語っています。

今回の発表では、クライアントが請求書を支払ったり給与を仮想通貨で受け取れるだけでなく、デジタル資産を投資ポートフォリオに組み込めるなど、詳細に説明しています。
クライアントは、他の銀行と同様に、クラーケンファイナンシャルで直接銀行取引ができ、設立される新しい金融機関は、アメリカの他銀行と「ほぼ同じように」規制されます。
キニツキーCEOは、未来の仮想通貨経済と現在の既存金融エコシステムとの間の、“世界の信頼できるかけ橋”になるというビジョンを実現するために、SPDI憲章を申請したと述べています。

なお、クラーケンは今後完全に独立したクリプトバンクを運営し、第三者の金融機関への依存を減らすことができるようになるほか、仮想通貨デビットカード、イールド口座、口座管理サービス、仮想通貨ステーキングサービスなどの新製品の発売にもスムーズにできると述べています。

ただし、銀行としてのクラーケン・ファイナンシャルは、ワイオミング州の法律によって、常に法定通貨の預金の100%の準備金を維持することを要求されており、すべてのクライアントが同時に法定通貨の引き出しを要求した場合、クラーケンファイナンシャルは、ローンの残高に関係なく、各引き出しを即座に実行しなければならないとされています。

同社は当初の運用では、アメリカ居住者にのみアカウントを提供しますが、将来的にはサービスをアメリカ以外の国にも拡張する予定で、サービスの拡大に伴い、資産管理、財務サービス、さらには証券まで提供できる可能性があると述べています。

Copyright © 2020 ビットコイン谷 All Rights Reserved.

No tags for this post.