投資信託の初心者が知っておくべきこと

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たわらノーロードとは?すべてのファンド・シリーズの特徴を比較

「たわらノーロード」という名前の、投資信託を知っていますか?

「たわら」という言葉が「米俵(こめだわら)」を連想させるためか、なんだか豊かで縁起の良いイメージが頭に思い浮かびますよね。

一度聞いたら忘れない面白いファンド名の「たわらノーロード」ですが、もちろん良いのは名前だけではありません。

たわらノーロードは「コツコツ運用を続け、やがては大きな資産形成に結び付く」、そんな長期投資に適した低コストファンドなんですよ。

またファンド・シリーズがバリエーション豊かに揃っているのも、特色のひとつ。

特徴の違うさまざまなファンドを組み合わせ、分散投資できるよう工夫されているので、ポートフォリオの自由度も高くなるんです。

この記事では、「たわらノーロード」にラインナップされているバラエティ豊かな投資信託について解説します。

たわらノーロードはすべて「ノーロード(購入手数料無料)」!

たわらノーロード・シリーズには、たくさんの投資信託(ファンド)がラインナップされています。

大まかにどんな投資信託があるのでしょうか?たわらノーロードは、次のようにカテゴリーが分けられています。

たわらノーロードのファンド・シリーズのカテゴリー
インデックスファンド シンプルな指数連動型ファンド
バランスファンド さまざまな資産クラスのインデックスファンドを組み合わせたファンド
アクティブファンド インデックスファンドより高い運用成果を目指すファンド

インデックスファンドやバランスファンド、アクティブファンドの基礎知識は、次の記事で詳しく解説しています。

 

 

 

たわらノーロード・シリーズは、「ノーロード」と名前にあるとおり、すべての投資信託の買付手数料が無料。

インデックスファンドの購入手数料が無料なのは、ほかのファンドにもよくあるサービスかもしれません。

しかし「バランスファンド」や「アクティブファンド」まで購入手数料が無料なのは驚きですね。

たわらノーロードはアセットマネジメントOneが運用

たわらノーロードは、国内最大級の資産運用会社「アセットマネジメントOne」が運用する投資信託シリーズです。

「たわら」という名前は、「親しみのある、分かりやすい、コツコツと蓄えるイメージ」に合わせ、社内公募で集められた約300個の候補のなかから生まれたということ。

「粒より」のファンド名ですね!(お米だけに)。とりあえずお腹が減ってきました!
・・・。

「たわら」という一風変わった名前の表す通り、アセットマネジメントOneは随所にユーモアが光ります。

たわらノーロードの日本経済新聞表記

これは「日本経済新聞」に毎日掲載されている、投資信託基準値の欄です。

「た・日225」「わ・国内債券」「ら・国内リー」と3つのファンドがタテに並び、「たわら」という文字が読めます。

このように細かい新聞の文字のなかでもすぐに「たわらノーロード」の基準価格を見つけやすいよう、配慮がされているんですよ。

堅苦しい活字ばかりが並ぶ紙面のなかに、ちょっとしたユーモアが光っていて面白いですね。日経新聞を読む機会があれば、ぜひチェックしてみてください。

「たわらノーロード」インデックスファンドシリーズ一覧

たわらノーロードの主力となるのが、インデックスファンドシリーズです。

インデックスファンドは、それぞれ特定のベンチマーク(株価指数)に連動するように運用される投資信託のこと。

大きな利益が見込めるわけではなく、長期的にコツコツ運用するのに適している金融商品だといえるでしょう。

長期で運用するため、運用コストにあたる信託報酬はチェックしておくことがオススメ。

そこでたわらノーロードのインデックスファンドの種類と、信託報酬、連動するインデックスを表にしました。

株式のファンド
ファンド名 信託報酬(%) 連動するインデックス
たわらノーロード日経225 0.17 日経平均株価
たわらノーロードTOPIX 0.17 東証株価指数
たわらノーロード先進国株式 0.20 MSCIコクサイ・インデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
たわらノーロード先進国株式
(為替ヘッジあり)
0.20 MSCIコクサイ・インデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)
たわらノーロードNYダウ 0.225 ダウ・ジョーンズ工業株価平均
(円換算ベース、為替ヘッジなし)
たわらノーロード新興国株式 0.34 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
債券のファンド
ファンド名 信託報酬(%) 連動するインデックス(指数)
たわらノーロード国内債券 0.14 NOMURA-BPI総合
たわらノーロード先進国債券 0.17 シティ世界国債インデックス
(除く日本、円換算ベース、為替ヘッジなし)
たわらノーロード先進国債券
(為替ヘッジあり)
0.20 シティ世界国債インデックス
(除く日本、円換算ベース、為替ヘッジあり)
リートのファンド
ファンド名 信託報酬(%) 連動するインデックス(指数)
たわらノーロード国内リート 0.25 東証リート指数(配当込み)
たわらノーロード先進国リート 0.27 S&P先進国REITインデックス
(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
たわらノーロード先進国リート
(為替ヘッジあり)
0.35 S&P先進国REITインデックス
(除く日本、円換算ベース、配当込み、為替ヘッジあり)
リートって、なーに?
不動産投資信託のことだ!リートについて詳しく知りたければ「REIT(不動産投資信託)とは?メリットとデメリット」をチェックしよう!

たわらノーロードのインデックスファンドは、どれも信託報酬かかなり割安です。

どの投資信託で運用してもコストが負担になるほどではないので、長期運用にオススメなんですよ。

この中で信託報酬が安いものを選べばいい、ってことですか?
そういうわけじゃない。選ぶ基準は「どんなインデックスに連動するか」だ。自分は何に投資をしたいのか、それをまず決めることだぞ。
たとえば「日本経済の景気がよさそうだから、日経225を買おう!」と考えたとしましょう。

しかしそのファンドだけを購入するのはNG。日経平均株価が急落するだけで資産が大きく損なわれてしまうからです。

そこで「株式」の資産クラスとバランスを取るため、株式ファンドとは別の値動きをする「債券」や「リート」の投資信託を同時に購入し、分散投資※をする必要がでてきます。

分散投資とは

違った性質のファンド同士を抱き合わせ、資産を分散して運用する方法。価格変動リスクを減らすメリットがあります。

古くから「卵をひとつのカゴに盛るな」という、投資格言があることを知っていますか?

卵をひとつのカゴに入れておくと、そのカゴを落としてしまったとき、すべての卵が台無しになってしまいます。それを防ぐためには卵を別々のカゴに入れなさいという意味。

つまりひとつの投資信託に資産を集中させるのではなく、値動きの違ういくつかの投資信託に分けて分散投資することが、価格変動リスクを回避する良策なんですよ。

集中投資と分散投資については、次のようなイメージです。

(★自作画像挿入してください。115-2)
1つのカゴに卵を盛るなという投資格言と集中投資・分散投資

分散投資は、株式や債券といった資産クラスを対象とするだけでなく、「日本」「先進国」「新興国」と言った地域的な分散投資も考えることがオススメ。

また資産をいくつかに分けて積立投資をすると、時間的な分散投資も有効です。

「資産クラス」「地域」「時間」の3方向から分散投資をすると、ほぼパーフェクトだといえるでしょう。

「たわらノーロード」バランスファンド一覧

バランスファンドのメリットはなんといっても、「1本で分散投資が完結できる」点にあります。

「分散投資とかよくわからないし、ファンドを何本も選ぶのが面倒くさい」という人にはピッタリ。

たわらノーロードのバランスファンドは、「バランス」「最適化バランス」「スマートググローバルバランス」の3種類のタイプで区別されているんですよ。

それぞれのバランスファンドの特徴について解説します。

たわらノーロード「バランス」ファンドの概要

たわらノーロードの「バランス」タイプには、4つのファンドがあります。

バランス
  • 8資産均等型
  • 堅実型
  • 標準型
  • 積極型

このタイプの特徴は「それぞれのファンドに組み入れられた資産クラスが決まっており、決められた基本配分比率どおりに運用される」というもの。

それぞれのファンドの特徴は、次のとおりです。

「バランス」タイプ各ファンドの特徴
ファンド名 特徴 資産クラス
8資産均等型 8つの資産クラスに均等に投資するファンド ・国内株式/債券
・先進国株式/債券
・新興国株式/債券
・国内リート
・先進国リートの8資産
堅実型 債券の配分比率が大きいファンド ・国内株式/債券
・先進国株式/債券
など10資産
標準型 先進国債券と先進国株式の配分比率が大きいファンド ・国内株式/債券
・先進国株式/債券
など10資産
積極型 株式とリートの配分比率が大きいファンド ・国内株式/債券
・先進国株式/債券
など10資産

「堅実型」「標準型」「積極型」の3種類のファンドは、投資する資産クラスはどれも同じですが、組み入れる比率に違いがあります。

各ファンドの基本配分比率は、次のとおりです。

たわらノーロードバランスファンド基本配分比率

このように8資産均等型と違い、配分比率を変化させることで運用成績に差があらわれます。

信託報酬は、どれも一律で0.236%(年率・税込)。

バランスファンドのなかでも信託報酬が最低水準なので、長期運用に安心のファンドだといえるでしょう。

たわらノーロード「最適化バランス」ファンドの概要

たわらノーロード「最適化バランス」タイプには、5つのファンドがあります。

最適化バランス
  • 保守型
  • 安定型
  • 安定成長型
  • 成長型
  • 積極型

このタイプの特徴は「ファンドごとに、基本とするリスク水準が設定されている」というところ。

それぞれのファンドの特徴は次のとおりです。

「最適化バランス」タイプの各ファンドの特徴
ファンド名 目標リスク水準 組み入れ資産クラスの特徴
保守型 約2% 債券がほとんどを占める
安定型 約5% 債券が7割を占める
安定成長型 約7% 債券が半分以上、残りを株式とリート
成長型 約10% 債券の割合がやや多めだが、株式とリートの割合も同じくらい多い
積極型 約13% 株式とリートの割合が多い

この表では、上に行くほど目標リスク水準が低いため「安定運用(リスク少なめ)」、下に行くほど目標リスク水準が高いため「積極運用(リスク多め)」に設定されています。

リスク水準が設定されているのね!
うむ。リスク水準が低いものは「リスクは低いがリターンも低い」、リスク水準が高いものは「リスクは高いがリターンも高い」ということだ。
目標リスク水準の「目標」ってなんですか?
設定されたリスク水準に「近づける努力」をするってことだ。当然、投資商品だから目標と乖離(かいり)することだってあるぞ。

各ファンドのリスク水準のイメージは、次のとおりです。

たわらノーロード最適化バランスリスク水準とリターン

最適化バランスファンドの信託報酬は、一律で0.54%(年率・税込)。

先ほどの「バランス」タイプよりは、信託報酬が割高です。

ただ上振れ下振れリスクが可視化されているため、リクス許容度を目安にファンドを選択したい人に適しています。

たわらノーロード「スマートグローバルバランス」ファンドの概要

たわらノーロード「スマートグローバルバランス」には、5つのタイプがあります。

スマートグローバルバランス
  • 保守型
  • 安定型
  • 安定成長型
  • 成長型
  • 積極型

スマートグローバルバランスは「運用方針の異なる5つのファンドを設定し、その資産配分にしたがって運用する」という特徴があるんですよ。

それぞれのファンドの特徴は次のとおりです。

「スマートグローバルバランス」タイプの各ファンドの特徴
ファンド名 ファンドの目的の違い 組み入れ資産クラスの割合
保守型 安定した収益の確保 ・債券90%
・株式10%
安定型 安定した収益の確保と信託財産の着実な成長 ・債券67%
・株式27%
・リート6%
安定成長型 信託財産の着実な成長と安定した収益の確保 ・債券48%
・株式37%
・リート15%
成長型 信託財産の成長 ・株式50%
・債券28%
・リート22%
積極型 積極的な運用による信託財産の成長 ・株式62%
・リート28%
・債券10%

各ファンドの資産クラスの配分比率は、次のとおりです。

たわらノーロードスマートグローバルバランスの投資比率

先ほどの「最適化バランス」タイプはリスク水準を基準に運用するファンドだったため、組入比率を明確に定められていませんでした。

その一方で、「スマートグローバルバランス」タイプは運用方針別に区別されており、投資比率が明確になっていてわかりやすいですね。

スマートグローバルバランスの信託報酬は、一律で0.54%。

最適化バランスと同程度の信託報酬で運用できます。

どのバランスファンドも、結局「安定型」とか「積極型」とかあるじゃん。積極型選ぶにしても、どのタイプの積極型を選べばいいか、わからないんだよね!
シンプルなタイプが「バランス」、リスク基準で選ぶのが「最適化バランス」、投資目的で選ぶのが「スマートグローバルバランス」で区別されているぞ。

たわらノーロードplus!スマートベータ戦略のアクティブファンド

たわらノーロードには、「たわらノーロードplus」というアクティブファンドもあります。

たわらノーロードplusのラインナップは、次のとおりです。

たわらノーロードplus一覧
ファンド名 特色 信託報酬(年率%・税込)
国内株式高配当最小分散戦力 国内株式の高配当銘柄に積極的に投資する 0.756
先進国株式低ボラティリティ高配当戦略 日本を除く先進国の株式に積極的に投資する 0.918
新興国株式低ボラティリティ高配当戦略 新興国株式に積極的に投資する 0.972

ほかのファンドに比べ、たわらノーロードplusは信託報酬が全体的に高めに設定されています。しかし、他社のアクティブファンドに比べると「高い」というほどでもありません。

「インデックスファンドでは物足りない」、「リスクをとってでも積極的に投資したい」という人におすすめのファンドです。

たわらノーロードは分散投資を応援!組み合わせを考えて運用しよう

この記事では、アセットマネジメントOneが運用するファンド・シリーズ「たわらノーロード」について解説してきました。

たわらノーロードはどのファンドもすべて「ノーロード(購入手数料無料)」。

さらに運用コストである信託報酬も、ほかのファンドと比べかなりリーズナブルです。

余分なコストをかけずに運用できるので、長期運用も安心なんですよ。

またインデックスファンドからアクティブファンドまで、投資信託の種類が豊富。性質の違うファンドをさまざまに組み合わせ、自由に分散投資ができる仕組みになっているんですよ。

シンプルでわかりやすい投資信託なので、投資信託の初心者にもオススメできます。ぜひ検討してみてみてくださいね。

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PO株は儲かるの?公募増資・売出のメリットとデメリット

証券会社にメールアドレスを登録していると、「IPO/POのお知らせ」という表題のメールを受け取ったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

POもIPOもおんなじようなモノでしょ!
バカモン!POとIPOはまったく違うぞ!

POとIPOは「I(アイ)」が付くか付かないかの違いではありません。

この違いを知らないでPOに申し込んでしまうと、ダメージを受ける可能性もあるんですよ。

またPOはIPOと似ているだけでなく、株がディスカウント価格で購入できる「立会外分売」という制度ともよく似ています。

この記事ではPOとは何なのか、IPOや立会外分売とどう違うのか、POのメリットとデメリットは何なのかを紹介します。

POとは?IPO(新規公開株)や立会外分売との違い

POとは「Public Offering」の略で、日本語では「公募・売出」といいます。

すでに上場している企業が、自社の株式を通常のマーケット外で一般投資家に公募し、売り出すことです。

POは「特別にディスカウントした価格で購入できる」ので、投資家からすると魅力があります。

では企業側はなぜディスカウントしてまでPOをしたいのでしょうか。次の項目で「POが行われる理由」について詳しく見てみましょう。

POが行われる理由は資金調達や保有株式の処分のため

POが行われる理由は、おもに次の2つです。

POが行われる理由
  • 追加の資金調達のため新しく発行した株式を売りたい
  • 大株主が保有株式を処分したい
追加の資金調達がしたいのは、まだわかるわ。でも株主が保有証券を処分したい理由ってなにかしら?
株主が保有証券を処分したい理由はそれぞれだ。

以前、<6178>日本郵政がPOで売り出されました。

そのときの理由は、株主である財務省に「郵政の持ち株を売って、東日本大震災の復興資金に充てたい」という思惑があったからだと言われています。

なんで普通の取引で売らないんですか?わざわざPOを利用する意味はあるんですか?
そりゃあるさ。そんな大量の株を普通の市場で一度に売却したら、株価が大暴落してマーケットが混乱する。それを防ぐためだ。

次にPOとIPOの違いを説明します。

POとIPOの違いとは?未上場企業と上場企業で区別される

冒頭で紹介したとおり、POとIPOは字面がよく似ていますね。しかし内容はまったく違います。

POとIPOの違いは、次のとおりです。

POとIPOの違い
PO ・公募/売出。すでに上場済みの企業が追加の資金調達や株式売却のために行なう
・割引率を提示
IPO ・新規公開株。未上場企業が資金調達などを目的として行なう
・購入希望価格を提示

つまりIPOとPOの違いは、上場しているかどうか。

IPOは株の初心者でも高い確率で大きな利益が見込める、誰もが欲しがる「お宝株」です。IPOについて詳しく知りたい方は、「IPOとは株初心者でも簡単に利益が出せるお宝株」をお読みください。

POはIPO同様、ブックビルディング(需要申告)に参加し、抽選で購入権が得られますが、POは「購入希望価格」ではなく、「ディスカウント率」を提示します。

たとえばブックビルディングの仮条件には2.0%、3.0%・・・というように割引率が並んでおり、そこから希望の割引率を選択して申し込むルールなんですよ。

応募者多数の場合、POは「より低い割引率を提示した申し込み」から当選することになります。

ふーん、たったそれだけの違いかー。
それだけじゃない。最大の違いは人気度だ!

IPOは新しく上場する企業なので注目度・期待値ともに非常に高く、話題性もバツグンです。

そのためIPOは抽選に当たる確率もレアなんですよ。

しかしIPOに比べて、POはあまり人気がありません。その理由は「コチラ」で解説します。

株式市場において「人気がない」ということは、「株価が上がらない」ということであり、ひいては「損する可能性が高い」んです。

POと立会外分売の違いは規模と購入タイミングの差

「株をディスカウント価格で買える」と聞くと、立会外分売を思い浮かべる人もいるでしょう。

しかしPOと立会外分売も意味は異なります。POと立会外分売の違いは、次のとおりです。

POと立会外分売の違い
PO ・立会外分売より規模が大きい
・価格決定日の終値から数%ディスカウント価格で買える
・購入申込から実際のPOまで1週間程度かかる
立会外分売 ・POより規模が小さい
・前日の終値から数%ディスカウント価格で買える
・購入申込期間は前日の18時から翌朝の8時ごろまで

POは購入申し込み期間から株券交付日(売却可能日)まで数日から1週間程度あり、価格決定日からブランクがあることが難点。

PO前の数日間に、大きく売り込まれてしまうケースもあります。

そのため、せっかく値下げされても、ディスカウント価格より株価が安くなってしまうことも起こりうるんです。

その一方で、立会外分売はPOより規模が小さいことが大きな特徴です。また購入申し込み期間も違います。

POと立会外分売の違い

立会外分売の申し込みは、実施日の前日18時~翌朝8時ごろまで。証券会社によって若干の違いはありますが、午前9時前後には約定通知が届くのでスピーディーです。

申し込み期間は短いですが、前日の終値から数%のディスカウント価格で購入できるため、だいたいどれくらいの利益が出せるか目算が立てやすいことがメリット。

約定通知が来たら、すぐに売ることもできるんですよ。立会外分売について詳しい解説は、こちらをお読みください。

 

IPOや立会外分売と比較しても、POってメリットが少ないですね。
うむ、たった数日でも株価が急変することがあるからな。だがまったくメリットがないわけじゃないぞ。

PO株は儲かるの?PO株のメリットとデメリット

すでに上場しているPO株はIPOに比べ、これまでの業績を投資の参考にしやすいです。

このほかにもPOには、次のようなメリットがあります。

POのメリット
  • 増資によって新製品の開発に期待できる
  • ディスカウント価格で株が買える
  • PO前より流動性が高まる

POのメリットは、市場価格より割引した値段で株を買えること。

また公募増資を考える銘柄は、新しい企業活動に意気込みがあると考えることもできます。

中長期的な目線で捉えれば、将来株価が上がるような好材料が出る銘柄だともいえるんですよ。

POのデメリットは、次のとおりです。

POのデメリット
  • 株式の希薄化が起きる
  • 需給が悪化する

株をディスカウント価格で購入できるのは魅力的ですが、その分見過ごせないデメリットもあるんですよ。

POのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

POのデメリットは株式の希薄化を嫌気されること

POで増資をすると、株式の希薄化が起こります。

たとえば100億円の純利益があり、100万株発行しているA社が、増資(新しく資金を調達する)のために、さらに30万株売出したとしましょう。

この時1株あたりの利益(EPS※)は少なくなってしまいます。

1株当りの利益(EPS)とは

「1年間の純利益÷発行株式数」で算出される、銘柄の割安度を図る指標のことです。

1株当たりの利益が少なくなる理由は、純利益が変わらない状態で、発行株式数だけが増えることになるから。

増資前と増資後の1株当りの利益の変動の例
増資前・・・100億円÷100万株=1万円
増資後・・・100億円÷130万株=7,692円

増資により1株当たりの利益が減ってしまう「株式の希薄化」といいます。

PO後は、すでに保有している株の「1株当たりの価値」も減ってしまうため、株を売りたい人が増え、株価が下がることに繋がってしまうんですよ。

POのデメリット!需給が悪化し売り圧が強くなり株価が下落する

大株主が持ち株を処分する場合、公募増資の場合とは異なり、すでに発行済みの株が売り出されます。

これまで市場に出回らなかった安定していた分が流動的になるため、短期目線では売り圧力のほうが勝り、株価が下落する傾向にあるんです。

安定操作とは?PO株の株価が下がらないための工夫も

このように「どうしても売られやすい」性質のあるPO株。極端に株価が下落するようでは、誰も買おうと思いませんよね。

そこでPO株の場合「安定操作※」という、売られにくいための工夫が講じられています。

安定操作とは

株式市場において株価が下がらないように価格操作を行ない、株価を人為的に安定させること。通常なら法律違反ですが、POなどの場合は金融商品取引法で認められています。

安定操作は必ず行なわれる物ではなく、銘柄によっては行なわれない物も。また安定操作が行われるのは、だいたい受渡日の数日前まで。

安定操作が終わってから受け渡しまでの数日間で、株価が下落する可能性もあります。

で、PO株って儲かるの?
どちらとも言えない。短期目線では株価が下がることが多いが、増資を考える企業は新事業に前向きだ。中長期目線では「儲かる」株だといえるだろう。
じゃあ「買い」ですか?
その企業がどのような経営戦略を持っているか、業績はどうか、人気はあるかなど、まずは銘柄をよく調べることだ!「買い」かどうかは慎重に決めろ!

PO株は慎重に!スケジュールをチェックしてまずは株価予想から

この記事ではPO株(公募増資・売出)について解説しました。

よく証券会社から「POのお知らせ」というメールが送られてくるので、「PO株ってなんだろう、IPOみたいにいいモノかな?」と考える方も多いかと思います。

しかしIPOと違い、POですぐに儲けを出すことは難しいのが現実です。

また立会外分売とは規模や受け渡しまでの期間に違いがあることも説明しました。

実際にPOした銘柄を調べてみると、PO前後に大きく株価を下げているものが多いことがわかります。

中長期目線では将来性に期待できる銘柄であっても、まずはスケジュールをチェックして値動きを傍観し、株の初心者はムリして手を出さないことがオススメです。

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投資信託の解約タイミングとは?利益確保と損切りのルール

投資信託では運用を投資のプロに任せることができます。

しかし「プロにお任せだから、買った後はほったらかしでOK」と考えていると、予想よりも運用成績が悪くて知らぬ間に損が膨らんでいるかもしれません。投資信託は買ったあとに放置していいものではないのです。

定期的に持っている投資信託の状況を確認して、必要なら売却も検討すべきです。投資信託の運用成績が悪くなりそうなとき、損失が膨らみそうなときなどネガティブな売却理由もありますが、投資信託が値上がりしてきたので利益を確定するために解約する場合もあります。

最初に投資信託を買ってから時間が経つと資産クラスのバランスが崩れるので、それを元に戻すために投資信託の売却や買い増しをするのも大切な作業です。

投資信託を売るタイミングの見極め方や、売り方のコツをご紹介します。

資産規模の減少は要注意!危険な兆候を見極めて解約

投資信託を売るべきタイミングの見極めには、いくつかのポイントがあります。まずは損を出さない、あるいは損を小さくするための方法をご紹介します。

分配金配分で純資産残高が減少すると投資成績が悪化する

保有しているファンドの純資産残高が減っているときは要注意です。多くの投資家がその投資信託を解約して逃げているとか、分配金を払いすぎて資産が減っている状況が考えられます。

純資産残高が減ってファンドの資産規模が小さくなると、効率的な投資ができなくなり、運用成績が下がる可能性があります。

実は投資信託というのは、資産規模が大きいほど効率的な運用ができ、運用成績が良くなる傾向にあるのです。

出て行く資金が大きくても、新たな資金の流入が同じくらいかそれ以上にあれば問題ありません。

しかし、純資産残高が減り続けている場合は、現在の運用成績が良くても解約を視野に入れて検討しましょう。

類似ファンドより運用成績が悪い投資信託は信頼できない

運用成績が悪い場合も解約を検討しましょう。ただしリターンの大きさは投資する対象によって変わるので、期待するリターンに達していないからといって即座に「ダメなファンドだ」と決めつけることはできません。

問題なのは、類似するファンドと比較して成績が悪い場合です。

同カテゴリの投資信託の中で、他のファンドは20%のリターンを出しているのに、自分が持っているファンドのリターンは5%だったらどうでしょう。ファンドマネージャー※1の手腕に疑問が生じますよね。

ファンドが定めているベンチマーク※2の値動きと比較して、成績が極端に悪い場合も同様です。

※1:ファンドマネージャーとは

資産運用の専門家で、投資信託の運用を行う人。投資の計画を立て、市場の値動きを見ながら投資判断を下します。一般的には投資信託会社や投資顧問会社に所属しています。

※2:ベンチマークとは

投資信託が運用の目安にしている、市場の平均となる指数のこと。日経平均株価やTOPIX、MSCIコクサイインデックスなどが使われます。ベンチマークとしている指数の値動きを上回る運用成績なら、ファンドの目標は達成されています。

許容できるリスクの範囲を超えたら損が大きくなる前に解約

投資信託を選ぶときに、自分が許容できるリスク(損失)の範囲を決めましたよね。それを超えてしまったら解約しましょう。いわゆる「損切り」です。

「もう少し保有していれば、持ち直すかもしれない」と思ってダラダラ持ち続けるのは、初心者が陥りやすいダメパターンです。

持ち直すという確証があればいいですが、「持ち直すかも!いや、持ち直してくれ!」と根拠のない期待と希望を抱いて持ち続けているうちに、さらに値下がりして損が膨らむことが多々あります。

もともと「これくらいの損は許せる」と考えていたのですから、損失がさらに膨らまないうちに売ってしまいましょう。

投資信託を選ぶときに考えるべきリスク許容範囲についてはこちらの記事で解説しています。

松井証券の投信工房で資産運用を無料サポート

許容できるリスクの範囲といっても、なかには難しくて諦めてしまう人も。そこでおすすめしたいのが松井証券の投信工房です。

投信工房はロボアドバイザーがあなたにぴったりのポートフォリオを無料で作成してくれます。運用を開始した後も、金融市場や経済情勢に合わせてポートフォリオが随時変更されるので、初心者でも簡単に解約のタイミングがわかるんです。

自分でリスク管理ができない人は、手数料無料でサポートしてもらえる松井証券の投信工房をぜひ一度試してみてください。かなりおすすめのサービスです。

株でも投資信託でも、損切りは基本だ。損が出たとしても、売却して得た金で、別の投資信託を買えばいいだけのことだ。気を落とすな。

資産配分のバランスを元に戻してリスクとリターンを適正にする

投資信託を買うとき、自分が許容できるリスクと期待するリターンのバランスをとって、資産クラス(アセットクラス)を組み合わせました。

しかし、時間が経つと市場の値動きによって資産クラスの割合が崩れてきますし、生活の変化であなたが許容できるリスクが変わることもありえます。

市場の変化や生活の変化に合わせて、投資信託を売ったり買ったりして、投資信託の定期メンテナンスを行いましょう。具体的な考え方をご紹介します。

リバランスでリスクとリターンを自分に合う割合に戻す

投資信託を選ぶとき、自分がとれるリスクに合わせて資産クラスを組み合わせます。

例えば、リスクをとりたくない人は株式:債券=2:8としたかもしれません。リスクをとってでも高い利益を望む人なら、株式:債券=8:2にしているかもしれませんね。

しかし、時間が経つとそれぞれの投資信託の価値が変わってきます。例えば株式型の価値が上がってくれば、株式:債券=4:6とか、株式:債券=9:1になる可能性があります。

この崩れたバランスを元に戻すのがリバランスで、自分が取れるリスクと期待するリターンのバランスに修正することを言います。

リバランスの解説イラスト

図では株式型の値上がり分を売却して債権型を購入していますが、値上がり分を売らずに新たな資金を投入して債券型を買い増しする方法もあります。

リバランスを行うタイミングは2つあります。

    <リバランスのタイミング>

  • 最初の資産配分から一定の割合(5%や10%)でズレてきたらリバランスを行う
  • 定期的にリバランスを行う

定期的に行うほうが簡単ですから、半年または1年程度でリバランスを行いましょう。

ライフステージに合わせてリアロケーションを実施

投資信託のメンテナンスとしては、資産クラスの配分(アセットアロケーション)を見直すリアロケーションもあります。これは下の例のように、自分がとれるリスクと求めるリターンが変わったときに行います。

    <リアロケーションのタイミング>

  • 給料が増えて余裕資金も増え、よりリスクがとれるようになった
  • 退職したのでリスクをあまりとらない投資に変えたい

資産配分はコロコロ変えるようなものではありませんが、状況に応じて検討してください。

投資信託の種類が豊富で自分にピッタリの商品が見つかるSBI証券

リスクを考えてライフステージに合わせた投資信託の選び方について説明しましたが、証券会社によって取り扱いのある投資信託は違うため、できればより多くの投資信託を扱っている証券会社から探すのがおすすめです。

リバランスやリアロケーションのタイミングを考えて、自分にピッタリの商品を見付けるためにも、業界ナンバー1の投資信託取扱数をほこるSBI証券で探してみましょう。

SBI証券では投信本数2424本以上、手数料のかからないノーロード本数も1096本と充実の品揃えです。これだけあれば、リスクとリターンのバランスが自分に最適な投資信託が必ず見つかるはずです。

リバランスを行うのは半年~1年に1回ということですが、もっと頻繁にリバランスして、常に資産配分を一定にしたほうがいいのではないですか?
あまり頻繁にリバランスを行うと売買手数料がかさむというデメリットがある。手数料もバカにならんから、これくらいが適当だ。

目標金額を達成したタイミングで売る!利益確保のための解約

損を少なくするため、あるいはメンテナンスのための投資信託を解約することもありますが、利益を確定するために投資信託を解約して換金することももちろんあります。

投資信託の基準価額(価値)があがってきたら、売って値上がり益を得ることができます。利益を確保するための解約方法のコツを説明します。

目標金額達成で迷わず換金することが利益確保の鉄則

投資信託を買うときに、「この投資信託は○%くらい値上がりしそうだな」とか「○○円までの値上がりが目標」という個人目標をたてましょう。そして、その目標を達成したら、潔く売ってください。

もしそのまま持ち続けていたら、値下がりしてしまうかもしれません。そうなる前に、目標金額に達した時点で売ってしまいましょう。

ここまで値上がりしてきた投資信託を売るのはもったいない気もしますが、もっと値上がりするかもと思って持ち続けているうちに値下がりすることはよくあります。

当初の目標は達成しているのですから、満足できる結果のはずです。

当初基準価額の2倍になったら半分売って、元手を回収

利益を確保するテクニックとして、「投資信託が最初の値段の倍になったら半分売る」という方法もあります。

倍になった時点で半分売れば、元手を回収できますよね。残っている半分の投資信託はすべて「儲け」ですから、値下がりしても資産が減ることはありません。

この場合、基準価額が上昇傾向にある投資信託なら、複数回に分けて売ることがおすすめです。

買うときに時間を分散して購入すると購入単価を下げることができたように、売るときにも売却単価を平均化する効果が期待できます。特に基準価額が上昇傾向にある場合は、「もっと遅く売ればよかった」と悔やむこともなくなります。

それでも迷う人は楽天証券のロボアドバイザー「楽ラップ」を利用!

とはいえ購入するときや解約するときなど、利益確保のタイミングは難しいですね。また解約後、新しい投資信託の種類を選び直すのも大変です。

しかしそんな悩みを解決してくれるのが、楽天証券の「楽ラップ」という便利なサービスなんです。楽ラップではパソコンやスマホの画面上からロボアドバイザー※が利用できます。

ロボアドバイザーとは

どうやって資産運用したらいいか、どの投資信託を選べばいいかわからない、という人にロボットが資産運用の助言をするサービスです。人の手を介さないため人件費がかからず、対面サービスより割安に利用できるメリットがあります。

楽ラップではロボアドバイザーで資産運用のアドバイスを受けるだけでなく、最適な資産配分で自動的に運用してくれるので手間がかからず、特別な知識もいりません。

利用者はパソコンやスマホの画面上から、運用成績を確認するだけなんですよ。

    <楽ラップの特徴>

  • 簡単な質問に答えるだけ
  • 投資のプロが代わりに運用
  • 3ヵ月ごとの資産配分の見直しも自動
順調に値上がりしてきた投資信託なら、最初の目標以上に値上がりするかも!売らずに持っておくほうが儲けが増えそうな気がするー!
それが初心者が陥りやすいダメパターンなんだ。持ち続けているうちに値下がりするなんてザラだぞ。目標を達成したらスッパリ売れ!

投資信託は売りたい分だけ売却できる!投資信託の換金方法

投資信託を売るもうひとつのタイミングは、現金が必要になったときです。そのときは必要な分だけ売りましょう。

投資信託は口数や金額を指定して売ったり買ったりできるので、全て解約する必要はありません。

金額を指定して売買できるのは、株式売買とはちょっと違っていますね。投資信託の売り方についてご紹介します。

解約請求と買取請求は投資家にとっては同じこと

投資信託を売ることを「換金する」ともいい、換金方法には解約請求と買取請求のふたつがあります。

  • 買取請求:証券会社に投資信託を買い取ってもらう(証券会社が後から運用会社に解約請求する)
  • 解約請求:証券会社を通じて運用会社からお金を返してもらう

システムは違いますが、どちらも投資家にお金が返ってきますし、返ってきたお金に税金がかかる方法※も同じです。

ただし、どちらかの換金方法しか受け付けていない証券会社もあり、一般的なのは解約請求です。

投資信託の解約時にかかる税金とは

解約時に売却益が出れば譲渡所得(公社債投資信託なら利子所得)として20.315%が課税されます。源泉徴収あり特定口座なら確定申告の必要はありません。NISA口座ならもちろん非課税です。

投資信託の解約手続日から返金までは最低3営業日かかる

解約請求は、ネット証券ならネット上(「解約注文」の画面)で売りたい金額や口数を指定して行います。金額指定と口数指定のどちらかしか受け付けない証券会社や投資信託もあります。

投資信託の売却はブラインド方式で行われ、売却価格は「手続日または翌日の基準価額」になるので、手続きした時点ではわかりません。

国内株式型の投資信託なら当日夕方に基準価額が発表されますが、海外型などですと時差があるので、基準価額の発表が遅れます。いつの基準価額で換金されるかは目論見書に記載されています。

換金されたお金が口座に振り込まれるまでに必要な日数は、ファンドごとに違いますので目論見書で確認する必要があります。

投資家に人気のひふみ投信と朝日Nvestグローバルバリュー株オープンについて、換金単位や基準価額をまとめてみましたので参考にしてください。

項目 ひふみ投信 朝日Nvestグローバルバリュー株オープン
換金単位 1口以上の口数指定または1円単位の金額指定 販売会社が定める単位(みずほ証券の場合、1口以上1口単位)
換金価額 解約請求受付日の翌営業日の基準価額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額から信託財産留保額を引いた額
換金代金 請求受付日から起算して5営業日目から 請求受付日から起算して5営業日目から

クローズド期間と解約の手数料に注意!目論見書で確認しよう

投資信託によっては、解約ができない期間(クローズド期間)を設けているものもありますので注意が必要です。

投資信託が運用を開始した直後に解約がたくさんあると運用できなくなってしまうので、資金の流出を防ぐために設けられているのがクローズド期間です。途中購入ができないタイプの単位型投資信託に多いので、目論見書で確認してください。

また、投資信託の解約時には信託財産留保額という手数料がかかるものもあります。

少額ではありますが、目論見書できちんと確認しておきましょう。例えば、先ほど紹介したひふみ投信には信託財産留保額はありません。朝日Nvestグローバルバリュー株オープンでは、基準価額の0.3%がかかります。

クローズド期間は運用開始後の一定期間としているものが多いが、運用期間中ずっと換金できない全期間クローズドもある。全期間クローズドだと、保有者が死亡したなど特別な場合を除いて換金不可だ。

投資信託を売るべきタイミング8つ

投資信託を売る(解約、換金する)べき理由やタイミングについてお伝えしてきました。

投資信託を売るべきタイミングをまとめておきます。

  • 保有しているファンドの純資産残高が継続的に減少している
  • 同カテゴリの類似ファンドよりも運用成績が悪い
  • 許容できるリスク範囲を超えた損失を出している
  • 資産クラスのバランスが崩れ、リスクとリターンが自分に合わなくなっている
  • 自分が許容できるリスクの範囲が変わった
  • 目標金額を達成した
  • 購入時の基準価額の2倍になった(半分売る)
  • 現金が必要になった(必要な分だけ売る)
売らないと実際には利益にならないのに、投資信託を売るタイミングについて知らないヤツが多すぎるぞ。出口の見極め方を知っておけよ!

投資信託の放置は危険!定期的なメンテナンスが必須です

投資信託は運用をプロに任せることができますが、買ったあと放置していいものではありません。

定期的にリバランスなどのメンテナンスが必要ですし、基準価額が下がってきたら、損が広がる前に手を打つ必要があります。運用レポートなどを参考に、運用実績や資産規模への注意を怠らないようにしましょう。

順調に利益が出ている場合も、利益確定のために基準価額の2倍になったら売るとか、何回かに分けて売るなどのテクニックがありました。

利益を手に入れるためには、買い方や選び方だけでなくて、売り方や売るタイミングもしっかりおさえておきましょう。

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