最大のダークウェブ闇市場「Alphabay」運営者がタイで逮捕され自殺

ダークウェブの闇市場最大手「Alphabay」を運営した容疑で逮捕されていた男が、拘置所で自らの命を絶ったようだ。『ウォールストリートジャーナル』の報道によれば、死亡が確認されたアレキサンダー・カーゼス(Alexandre Cazes)は26歳のカナダ市民。彼はタイで逮捕されたのち、現地の拘留所に収監されていた。

薬物や銃器などの様々な品を匿名で違法売買できる「Alphabay」は、いくつか存在している競合のサービスを押しのけ、あの「Silk Road」に取って代わるダークウェブ最大のマーケットプレイスへと成長していた。そのAlphaBayに突然アクセスできなくなったのは、今年7月5日(一部報道では7月4日)のことだった。

ビットコイン持ち逃げ疑惑
このときAlphaBayは予告なく消えた。そこにはサービス閉鎖を伝えるメッセージも表示されず、また司法省やFBIなどのロゴも掲載されなかったため、いわゆる「出口詐欺」ではないか(管理者が計画的にAlphabayを閉鎖し、巨額のビットコインを持ち逃げしたのではないか)と疑ったユーザーも決して少なくなかった。なにしろAlphaBayは、いまや「利用者数40万人以上」といわれるほどの巨大市場である。一部には「Alphabayとともに、約380万ドル相当のビットコインが消えた」などの情報も報じられた。

仮想通貨を利用した匿名売買が行なわれる闇市場で、このようなトラブルはそれほど珍しいものでもない。2015年3月、SilkRoad閉鎖後に急成長を遂げていたダークウェブのマーケット「Evolution Market」の管理者2人は計画的にサイトを閉鎖し、約1200万ドル(約13.5億円)分のビットコインを持ち逃げしたと考えられている。
参考:『Krebs on Security』の記事、当時の『The Guardian』の報道。

また今年の5月には、別のダークウェブのマーケット「outlaw」が外部からのハッキングによりダウンし、そのままサービスを閉鎖することが運営者たちによって伝えられた。しかし、こちらも実際には出口詐欺だったのではないかと訝しまれる事件となっている。何の前触れもなく閉鎖したAlphaBayに、同様の疑いがかけられたことは当然だろう。

一方『Reddit』(Redditはソーシャルニュースサイトだが、実質的にはアカウント登録制の掲示板のような役割も果たしている)では、AlphaBayのスタッフを名乗る人物が、「どうか落ち着いて。現在サーバーはアップデート中、すぐオンラインに戻ります」という内容の投稿を行なっており、それに対する反応として「驚かせるなよ!」「なぜ事前に説明してくれなかったのだ」「本当に詐欺ではないのか?」などのコメントが寄せられた。そして7月6日には『The Register』が、「Redditの投稿を信じるかぎり、Alphabayのスタッフは単にアップデートを行なっているだけのようだ」と報道していた。

豪華な暮らしと、独房での自尽
この騒ぎが起きていたとき、すでにカーゼスはAlphaBayの重要人物としてタイの警察に逮捕されていたようだ。ウォールストリートジャーナルの報道によれば、「彼の強制捜査は米国、カナダ、タイの当局の協働により行なわれたもので、7月5日にカーゼスがタイで逮捕されたのちにAlphaBayは閉鎖された」と、この事件に詳しい情報筋が語っているという。

カーゼスはカナダ出身のカナダ市民だが、8年ほど前からタイ人の妻とともに、タイで贅沢な暮らしをしていたようだ。地元警察は彼の逮捕時、彼の所有物だった「合計4億バーツ(約13億円)相当の3つの家屋と4台のランボルギーニ」も差し押さえた。一方、カナダのケベック州では同日、彼の母親が暮らしている住居などに王立カナダ騎馬警察連邦政府警察)が家宅捜索を行ない、機材などを押収している。

タイで拘留されたあとのカーゼスは、麻薬密輸やマネーロンダリングなどの罪で米国に引き渡される予定となっていた。しかし『Bankokpost』の報道によれば、拘留から1週間が経過した7月12日の朝7時頃、彼は拘置所内で死んでいた。

警察の証言によれば、カーゼスは独房に拘留されており、また「誰からも襲われていない」ということが監視カメラでも確認されている。彼は自分の所有物のタオルを利用し、独房内のトイレのドアで首を吊ったようだ(『Chiang Rai Times』の報道には彼が収監されていた独房と、そこにタオルを持ち込んでいたカーゼスの様子が写真で掲載されている)。

本当に「Alphabay」のボスなのか
この捜査がどのようにして進められたのか、特に「どのような手法でAlphaBayの管理人を特定したのか」は気になるところだ。今後、おそらく何らかの説明があるとは思われるが、すでに容疑者のカーゼスは死亡しているため、「SilkRoadの首謀者としてロス・ウルブリヒトが逮捕されたときのように、今後はカーゼスの裁判を通して、多くの事実が明らかになる」といった展開は期待できそうにない。

3つの国の警察機関が7月5日に強制捜査を行なったとき、その捜査の対象となったのがカーゼス一人なのかどうかも不明だ。一部には「本当にカーゼスがAlphaBayのボスだったのか?」という疑問も持ち上がっている。しかし現在の状況から考えるに、彼はほぼ間違いなく「DeSnake」として知られる管理者であり、創設時からAlphaBayに携わってきた中心人物(あるいは中心人物たちの一人)でもあり、彼の逮捕によってAlphabayは幕を閉じたのだ、と多くの人々が認識している。

今後のAlphaBayがどのようになるのか、たとえば残された関係者たちがAlphaBay(あるいは別の名前のサイト)の再建を目指しているのかどうかも分からない。その後のRedditでは、「AlphaBayのスタッフたちが利用していたRedditのアカウントは現在、FBIが掌握しているので信用してはならない」などの噂も立っているほどで、何もかもが定かではない。

そしてAlphabay関連の話は早くも、「次のダークウェブの市場の王者となるのは一体どのサイトだろうか」という話題とシフトしつつあるようにも見える。多くの人が本命として予想しているのは商品リスト数の多い「Dream Market」で、さらにテクニカル面に難があるとも伝えられている「Hansa」や、「Silk Road 3.1」などがリストアップされている。そのほかには「OpenBazaar」、そしてAlphaBayの利用者だったディーラーたちの注目を集めている新しいマーケット「GammaBay」などの名も挙がっている。
https://the01.jp/p0005394/

 


米政府 大規模ダークウェブ運営組織摘発 ナンバー2は逮捕時10万BTC保有

世界的なダークウェブ「インフラウド」でナンバー2を務めるロシア国籍の男が今月2日、バンコク・プラカノン地区のコンドミニアムで逮捕された際、日本円で約940億円分のビットコイン(BTC)を所有していた可能性があるようだ。バンコクポストが伝えた。

 今回、米FBI連邦捜査局)の要請でタイ警察に逮捕されのたはセルゲイ・セルゲイヴィッチ・メドヴェーデフ容疑者(31)。逮捕時にノートパソコン一台と書類が証拠として押収された。

 ある消息筋がバンコクポストに語ったところによると、メドヴェーデフ容疑者は逮捕時10万ビットコイン(BTC)を所有していたという。もしこれが本当だとすれば約940億円となるが、情報が間違っている可能性もあり要注意だ。

 「インフラウド」とよばれるダークウェブは盗難されたクレジットカード番号や身分証明書の取引所で、運営者たちは数千億円単位の収益を得ていた可能性がある。 

 米司法省はこれまでに17か国で13人を詐欺の疑いで逮捕。今月に入って関係者36名を起訴していた。

Infraud Organization

 世界規模の一斉摘発は米国やタイだけでなく、オーストラリア、フランス、イタリア、コソボセルビア等でも実施されている。

 「インフラウド」は2010年にウクライナ人であるスヴィヤトスラヴ・ボンダレクが設立。ボンダレクが2015年にオンラインの世界から姿をくらましてから、今回逮捕されたメドヴェーデフ容疑者が組織ナンバー2になっていた。

 サイバーセキュリティ関連ニュースに特化するサイバースクープによると、メドヴェーデフ容疑者はインフラウドにおける「エスクローサービス(第三者預託)」の役割を担っていたとされている。米司法省のプレスリリースは同容疑者が仮想通貨建を使った違法な取引を助けていたとしている。
https://jp.cointelegraph.com/news/russian-national-arrested-for-cyber-crime-in-bangkok-allegedly-had-82-mln-in-btc

 

カード情報1人前1万円 「ダークウェブ」公然と売買

「あなたのクレジットカード情報が売られています」。北陸地方の40代男性は昨春、警視庁からの突然の連絡に驚いた。「誰が、どこで売っていたのか……」

 売り主は岐阜市の男(30)だった。失業中の生活費を稼ごうと、他人のカード情報を転売することを思いついた。最初は一般的なインターネットの掲示板で情報を入手しようとしたものの失敗。しかし、ダークウェブの存在を知ったことで状況が変わった。

 ダークウェブのあるサイトで、1人分1万円程度で買うことができた。別のサイトで価格を上乗せして売りに出すと、買い手は次々に現れた。売り上げは4カ月で約450万円に達した。逮捕後の調べに「通常のネット空間よりも効率的に売買できた」と供述した。

 男は昨年7月、他人の口座から現金を引き出した窃盗容疑で逮捕された。捜査の過程でカード情報の売買が判明。警視庁幹部は「ダークウェブ内の売買だけだったら犯行は明るみに出なかったかもしれない」と漏らす。

 ダークウェブは特殊なブラウザソフトなどを使わなければ接続できないインターネットサイトの総称だ。検索サイトには表示されず、自分でアドレスを調べなければならない。発信元が特定されず、犯罪の温床になっているとされる。そこで取引されるのは個人情報にとどまらない。


 「あらゆる違法なものがそろっています」。東京都内にあるセキュリティー会社「スプラウト」のオフィス。高野聖玄社長がパソコンを操作すると、数十種類のコンピューターウイルスや麻薬、偽造免許証が並ぶ英語のサイトが次々と画面に表れた。

 取引対象ごとに専門分化が進み、あるサイトには「殺人請負」の文言も。一般的な通販やオークションサイトと同じように、出品者の信頼度を評価するシステムを導入したサイトもある。競争の激しさは本物のネット通販業界さながらだ。

 脅威は人々の暮らしや企業活動にも忍び寄る。イスラエルのセキュリティー会社の調査では、日本に本社があるクレジットカード会社の利用者約10万人分の情報がサイト上で売買されていた。「企業の経営会議資料や新製品の図面を確認したこともある」(高野社長)。情報は世界中からアクセスできる。

 インターネットのサイトが犯罪行為に悪用される事例は過去にもあった。2007年には携帯サイトで知り合った男3人が女性を殺害する事件が発生。大規模な掲示板で違法薬物が売買されるケースも少なくない。

 しかしこれらは誰もがアクセス可能で、身元の特定も容易だ。捜査機関が取り締まりを強化したことで、違法行為の摘発も進んだ。代わって台頭したのがダークウェブだ。身元を隠すソフトと仮想通貨が普及し、通信と決済の両方で高い匿名性を保つことが可能になった。捜査幹部は「犯罪者が活動する舞台は表のサイトからダークウェブに移っている」とみる。

 セキュリティー大手、トレンドマイクロの鰆目順介シニアスペシャリストは「今後日本語のダークウェブも増える。専門知識がなくても簡単にサイバー犯罪などに手を染められる環境が整いつつある」と懸念する。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H7A_R10C17A4CC1000/

 

【cointelegraph】Bitcoin(ビットコイン)の倫理的なハッキングはFBIの殺人事件を解決することにつながる

倫理的な白人ハッカーは、FBIが殺人事件を解決するのを手伝ったと言われています。

Bitcoinの独立した研究者であるChris Monteiro氏は、犯人を雇って正当なウェブサイトに日付を漏らした偽のdarknetウェブサイトのデータベースに違反していると、偶然、Amy Allwine夫人の殺人事件を解決する助けとなった、とNASDAQは報告している。

自殺か殺人?
2016年11月、ミネソタ州コテージグローブの自宅で、47歳のAmy Allwine夫人が死亡したことが判明しました。 夫のStephen Carl Allwineが妻の肘のそばにピストルを置いて死を隠そうとしている間に、さらに調査が行われ、殺人事件であると結論づけられた。

したがって、2017年1月、Stephen Carl Allwineは、すべてが彼に属していた証拠に基づいて、2次殺人罪を課されました。

ダークウェブが真のキラーに捜査を導いた
容疑者が逮捕され、起訴されている間、モンテイロ氏の調査によって「bRpsd」のデータが漏洩したため、Allwine夫人の事件は最終的により明るくなった。 2016年5月に、 “bRpsd”は、ヒットマンと銃砲を雇うためのダークネットのウェブサイトデータベース「Besa Mafia」に違反しています。

Besa Mafiaは誰かを殺すためのヒットマンを雇うために$ 5,000から$ 200,000の手数料を提供しています。 パブリックインターネットウェブサイトにアップロードされたそのデータダンプから、警察はAllwine氏との接続を追跡することができました。 彼らは、Stephen Allwine氏が2014年に彼の電子メールアドレスdogdaygod@hmamail.comにリンクされた “dogdaygod”という名前を使ってdarknetを早くも使用していることを知りました。

調査官は、データダンプを徹底的に分析して、Besa MafiaクライアントのリストにあるAllwine氏の電子メールを見つけました

刑事告発の記録によれば、AllwineはBesa Mafiaに対し、妻を殺したと思われるヒットマンの支払いとして$ 10,000?$ 15,000を支払うことになっていた。

ケースを解決するための詐欺
しかし、Besa Mafiaは彼らのクライアントからBitcoinsを集めているだけで、彼らの想定した標的を殺すという使命を必ずしも果たしていない詐欺であることが判明しました。

Allwine氏の場合、Besa Mafiaに資金を移した後、彼のコミュニケーターは、ヒットマンが警察に逮捕され、投獄されたことを知らせた。

しかし、捜査官は、その期間中に誰もミネソタ州で逮捕されたり投獄されていなかったことを発見した。そのため、Allwin氏自身がヒットマンの代わりに犯罪を行った疑いがある。

ワシントン郡地方裁判所が2017年3月24日にオールワイン氏を殺人罪で告訴したため、独立調査官のデータ違反がAllwin氏の事件に影響を与えた可能性が高い。

さらに、警察の調査官は、Allwine夫人の体にスコポラミンと呼ばれる高レベルの薬が含まれていることを発見しました。

出典:cointelegraph